『 社員教育 』 -2013年05月08日号
社員教育と言うと、大まかに2つのパターンに分かれます。
1つが、「職場の仕事を通じて教育する」(=オンザジョブトレーニング・OJTと言われる)ことです。
もう一つが、「職場外(集合研修や社外の研修など)で教育する」(=オフザジョブトレーニング・OFFJTと言われる)ことです。
仕事をしながら、先輩などから教えてもらうOJTが一番、分かりやすいのですが、仕事中に教えるので、教える側にも負担はかかりますし、教える質を維持することは大変であることも確かです。
では、OFFJTだけが良いかと言うとそうでもありません。
例えば、小学校入学したばかりの生徒に大学の授業を受けさせても、ほとんど役に立ちません。大学の授業が悪いわけではなく、その人に合った適切な教育ではないということです。
つまり、1年目の社員に10年目の社員が受けるような社外研修に行かせても活用できない可能性が高いのです。
OJTの場合は、仕事ぶりを見ながら教育できますが、社外研修の場合まずはその研修の内容が良いかどうか見る必要がありますが、次には、研修が良くても、教育を受ける側のレベルにあっているかどうかという点も気を付けないといけないのです。
これを間違うと、一生懸命、教育をしているつもりでも、成長が出来ないと言う事になります。よって、社員教育を受けさせる時も、しっかりしたビジョン、計画に基づく必要があるのです。
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